こんにちは、イスラエル大好きっ子心美です。今日はイスラエルで乳がんを検査する、画期的なヘルステックが開発されたのでご紹介します。
乳がん検査を、尿と人口鼻で
イスラエルのビジネス情報を報じるThe Time of Israelが、4月25日に「早期乳がんを、尿検査と人口鼻で検知できる技術を開発した」と報じています。
この技術は、イスラエル南部のベエルシェバに位置するネゲヴ・ベン=グリオン大とソロカメディカルセンターの共同で開発されました。
ベエルシェベ:サイバーテックのHUBとして有名
このネゲヴ・ベン=グリオン大が位置するベエルシェベには、イスラエル軍の精鋭である特殊情報ユニット8200部隊も設置し、さらに精鋭メンバーをネゲヴ・ベン=グリオン大学で学ばせているため、サイバーテックの開発力に定評があります。
乳がんは、女性の一般的な癌に
乳がんは世界的に女性のポピュラーな死因となっています。実際に世界癌研究財団によれば、2012年には約170万人新たな患者が見つかり、女性では5番目に高い死亡要因となりました。
日本においても「乳房再建ナビ」によると、
乳がんは、がんのなかでも、日本女性がかかる割合(罹患率)がトップで(中略)生涯のうちに乳がんになる女性の割合は、50年前は50人に1人でしたが、現在は14人に1人 と言われており、年間6万人以上が乳がんと診断されています。また、乳がんで死亡する女性の割合も年々増加の傾向にあり、年間約1万3,000人が亡くなっています。これは乳がんを発症した人の30%程度にあたります。
太字は三木が加筆
と早期発見が社会的ニーズが上がっていることが、わかるかと思います。
これまでの乳がん検査は?
さて、これまでの乳がん検査は、エコーか、マンモグラフィーが使われていました。
しかし、エコーではくっきりした判断が難しく、さらにマンモグラフィーも30代以下の若い人は、見られる高濃度乳腺(乳房組織が密集している)のため9割の人が見えにくく早期発見にはつながらないこと、また胸を押しつぶして検査すると痛みを伴うことが問題でした。
新技術なら
しかし、権威ある医療論文ScienceDirectで公開された、この新ヘルステックなら、呼気と尿と痛みを伴わない方法で検出できるとあって、女性には嬉しい技術ですね。
技術の実用化はまだめどが立っていない様子…。今後が楽しみです!